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臨床心理士・公認心理師への第一歩 心理学に興味が湧いたときにおすすめの取り組み方

こんにちは、ねこめんたる管理人の「ねこめ」です。

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そろそろ進級・入学シーズンですね。

今回はそんな時期にぴったりな「臨床心理士公認心理師への第一歩」として、心理学に興味が湧いたときにおすすめの取り組み方についてお伝えしていきます。

 

 

という方にオススメです。

私の体験をもとにお伝えしますので、進路選択のモデルの一つとして参考にしてみてください。

 

 

そもそもどうやって勉強するのか

「心理学」という学問があることは知ったものの、さてどこから勉強したらいいのか…というのは興味が湧いた人は皆さんぶつかったと思います。

特に大学在学中に私が取り組んでよかったと思う方法をお伝えしていきます。

 

授業があればまずは履修登録

私の進学した大学では1年生の時にすでに教養科目で「心理学」を履修することが可能でした。

その頃は「面白そうだし、単位もとれるし、履修しとくか」というなんともぼんやりした理由で履修し授業を受けていました。

正直、大学院を修了した今となっては、大学のほんの半期の心理学の授業では心理学の入り口にも立てていなかったように思います。

(もっともっと魅力的なはずなのに、半期では圧倒時に時間がたりない!)

ですが、そこで心理学担当の先生と知り合えたこと、心理学と一言にいっても対人心理学や、社会心理学犯罪心理学など様々な種類があることを知れたことの二点は非常に大きな収穫でした。

 

もし通っている(入学する)ところに「心理学」の科目があり履修できそうであれば、まずは履修登録して半期や1年だけでもこの学問に触れる時間をもつのが大切です。

 

担当の先生のおすすめの本を聞いてみる

はれて授業を履修できた方は先生の連絡先などもゲットしているのではないでしょうか?

私は当時、心理学担当の先生のメールアドレスに「おすすめの本を教えてほしい」と直球で連絡をしました。その時は先生の持っている本を数冊貸してくださったことを覚えています。

自分が担当している学問について興味を持っている生徒を邪険に扱う先生はほぼほぼいないと思います。ですので、遠慮せずに(最低限のマナーのもと)先生に連絡をしてみたり、授業終わりの先生に突撃してみるのも一つです。

 

大学内の図書館でいろいろとみてみる

大学内の図書館は市などが運営する図書館とはまたちがって、専門的な本が多いです。学生のうちに学内の図書館で心理学の本の棚を少しずつでも読んでみることをオススメします。

その分類の棚に行くと心理学やその関連分野の本も併せて確認することができるので、よりたくさんの選択肢から学びを深めることができます。

自分の気になる分野であれば多少複雑な内容でも、興味をもって読めるかと思いますのでタイトルやあらすじなどで気になったものを読んでみるのも面白いです。

 

目標が欲しいなら「心理学検定」

ただぼんやり学ぶことがあまり得意ではなかったり。目標をたてたほうがよりはかどるタイプの人はひとまず「心理学検定」を受けてみることを目標にしてみるのもおすすめです。

この検定だけで、就職に有利になることなどはあまりないのですが、心理学の内容をおおまかに学ぶことができるので第一歩として学ぶにはちょうど良いです。

2023年度から受験機会が春と夏の2回に増え、より受験しやすくなっていますので、今から始めてみるのもちょうどいいですね。

 

いつから勉強すればいいか

興味が湧いたその瞬間から

気になったその瞬間から始めるのが一番です。

私自身は大学1年生に心理学を履修したので、そのころからじわじわと本を読んでインプット作業をしていました。

院試に向けての本格的な勉強は4年生からいう遅いスタートだったのですが、1年生からいろいろな本を読んでいたことがだいぶ助けになっていた実感があります。

今すぐ大学院を目指したり、心理系や関連領域へと就活をしていく可能性などはなくても、ひとまず今すぐ触れてみる、というのが大切です。

 

通学時間の隙間時間を利用する

大学までは公共交通機関を利用していたので、乗っている最中の時間が手持無沙汰でした。

携帯を触ることも多かったのですが、せっかくの時間なので、読書時間にあてていました。タイミングを決めておくと、自然と本を読み進めることができるのでオススメです。

ネット上にもいろんな情報が掲載されているのですが、多くの情報がある分嘘や確証のない情報も含まれています。

ですので、最初に触れる時には本などのアナログなものを隙間時間に少しずつ触れていき、心理学の世界になれていくことができたらいいと思います

 

おわりに:気になったときに、すこしずつ。

私の心理学の触れ方としては

 大学1年生:心理学の授業の先生にオススメの本を聞く。隙間時間に読み進める。

        大体月1冊程度。

 大学2年生:実習とアルバイトに忙殺される。

       数か月に1冊にペースダウン。

 大学3年生:実習と演習授業とアルバイトでてんやわんや。

       そろそろ進路について考え始める。大学院試験の過去問を流し見。

 大学4年生:前半は最後の実習、後半は卒論と院試に取り組む。

       4年生でようやく院試に向けての勉強を始める。参考書や過去問を解く。

       9月ごろに院試で、合格

上記のような流れでした。

私は周りに大学院に行く人が誰もいなかったので、周りが就活の中、完全に一人だけ違うペースで取り組んでいました。

とてもギリギリの時期に勉強を開始したので、上記の時期でのペース配分はあまりお勧めしませんが、1.2年生の頃のすこしでも心理学に触れておくという土台作りができていたことは本当に良かったと思います。

 

まずは無理なく触れてみることから始めてみてください

そして、心理士になってみたいなと思えることがあれば、一人でも頑張るぞ、と気持ちを決めてやってもらえるとより力強い第一歩になると思います。

 

これからの皆さんの進路選択の参考の一つとなれば幸いです。